2012年1月20日金曜日
巨星落つ(コダック社の破綻に思う)
★ 破 綻
2012年1月19日にアメリカのイーストマンコダック社が、日本では民事再生法にあたる連邦倒産法第11条による申請を出したと新聞が報道していました。参考資料として年表が出ていて、同社を代表する商品であるコダクロームの生産は2009年に終了していたことを知りました。
手持ちのフィルム式カメラ、現像用品、引き伸ばし機等を全て処分し、デジタルに切り替えたのは2006年の3月のことだったので今から6年前くらいになります。
踏み切るタイミングも、かなり辛抱して持ちこたえてから踏み切った記憶があるので、そのだいぶ前からフィルムカメラはもう使わなくなっていたと思います。
★ コダクロームとの関わり合い
自分がアマチュアのクラブに入り写真を撮りだしたのは、社会人になってすぐの1976年頃からでした。その当時はポールサイモンがコダクロームの歌を作り、ナイコン(Nikon)カメラを持つことが憧れでした。(コダクロームは1935年から生産開始)
コダクロームと並んでコダックからエクタクロームというリバーサルフィルムが出ていて、現像依頼を出すと、エクタクロームは短時間で現像があがってくるのですが、コダクロームの方は発色方式が違い、現像も専門ラボでないとできないということで、かなり待たされましたが、その独特な色に魅せられて愛用したものでした。
コダック社の破綻の原因はデジタル化への取組の遅れであると報道されていました。同社に比較すると日本のフィルムメーカーは、デジタル化への転換も比較的順調に行き、経営も好調とのこと。
しかし、写真愛好家からすれば、作っている製品が写真用品と呼べなければもう、その会社は写真メーカーではないわけで、そのような意味ではコダック社の破綻というのは、潔いというか、過去に君臨した巨人らしく、まっすぐに倒れたような印象を受けました。
★ 町の写真屋さん
3、4年前にクラブ仲間のたまり場であり社交場であり、批評の場であった町の写真屋さんが廃業しました。有名写真雑誌の年度賞をとるような人がたむろしていて、そこに行けば何らかの情報やアドバイスが得られる貴重な場でした。
もう写真は写真屋さんに行くのではなく、電機屋さんに行く時代になりました。しかし、カメラ機材のハード面については店員さんに質問できても、作品やプリントの仕上げの善し悪しについては電機屋の店員さんでは分かりませんし、仲間を集めて車を仕立て、撮影行に行くこともないでしょう。
★ デジタル化のメリットとデメリット
フィルムが葉書大の大きさの4×5インチカメラの場合、シャッターを1回切るとフィルム代と現像代だけで2,000円かかりました。現地まで行く旅費や、食事代はもちろん別です。露出でも間違えようものなら2,000×○円がパーでした。
そうした意味からはデジタルカメラなら何枚撮影してもコストレスなので、経費的には大助かりなのですが、あの緊張感と達成感はもう味わえないし、手間がかかることで結びつけていた人の輪のようなものが少なくなって来たようです。
このニュースに接して、一つの時代が終わり、また新たな時代が始まっているという気持ちを新たにしました。
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コダクロームも会苦他クロームも、もう無いんですね。 寂しいですね。 銀塩カメラもなくなり、銀塩フィルムもどんどんどん無くなっていくんですかね。 ところで、サクラカラーというは今は無くなったんですかね?
返信削除一方、レンズはデジカメに装着できるコンバーターも出てきているみたいで、コンタックスのGマウント対応のコンバーターもあるらしいので、対応できるデジカメを探してツアイスレンズを復活させようかなとも考え中です…
失礼しました、エクタクロームですね。
返信削除サクラは小西六ですが、ミノルタと合併してコニカミノルタになり、カメラはSONYのアルファシリーズに引き継いで、現在ではカメラ、感光材料ともに撤退していると思います。
返信削除ペンタックスはホヤと合併ですし。感光材料で細々と続けているのはフジだけでしょうか。まあ、自分ももうフィルム使っていないので、あまり偉そうなことは言えません。
時代の趨勢なんでしょうね。
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